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3回目 左の牌

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[選択肢]
・左の牌
・右の牌
[プレイヤー]左。
[かぐや姫]プププッ。今日の占い、「左は大凶」とかなかったのか? ぐひひ、「白」じゃ!
[プレイヤー]三連続で場所入れ替えないやつなんてこの世にいるか!
[かぐや姫]入れ替える必要なんてあったかのう~?
[かぐや姫]さて、終了じゃ。ほら、わらわの言った通り、勝ったら教えてもらえるし負けたら教えてもらえなかったじゃろ。わらわがウソつくわけないのじゃ。ぐひひ!
[プレイヤー]でしたら偉大なる神様、さらにもう少し、この私に麻雀大会についても教えていただくことは……?
[かぐや姫]おっと、凡人。それは別料金なんじゃよ。今の汝にはまだ払えぬがのう、ぐひひ!
[プレイヤー]そこはぜひ割引を……!
[-]そういえばかぐや姫と長々と話し合ってるのに、やけに一姫が静かだった。無言のまま、無表情で私とかぐや姫の会話を見続ける一姫の瞳に、陽射しが強いせいかなぜか金色の光が流れているように見える。
[一姫]プレイヤー、汝は麻雀大会への参加を望むか?
[プレイヤー]どうしたいきなり?
[一姫]プレイヤー、汝は麻雀大会への参加を望むか?
[-]一姫はかまわず一歩私に近づき、さらに同じ言葉を私に問いかけた。
[かぐや姫]ちんちくりんよ、プレイヤーが参加しないのは見ればわかるじゃろ? わらわに聞かぬか。
[-]かぐや姫は私を庇って一姫の前に出たけど、二人の間にはさっきよりも悪い空気が流れている。
[プレイヤー]ちょっと……
[かぐや姫]プレイヤー、汝のアイス溶けるぞ。
[-]そういえばアイス買ってた! 急いで袋の中を確認したら、外に長く居過ぎてほとんど原型がなくなっていた。
[プレイヤー]うわぁああ~!!
[かぐや姫]ってわけで、せいぜい頑張るのじゃぞ、凡人~
[-]かぐや姫は一姫が持ってる袋を私に押し付けて、エテルニテの方向に私を押した。
[かぐや姫]ここはわらわに任せるが良い。汝は5分以内に戻らねば、この食べ物たちがかわいそうじゃろ?
[-]一姫は私と一緒に帰るつもりはなさそうだけど、まさか本気でかぐや姫を大会に参加させる気なのか? ……でもかぐや姫の言う通り、早く帰らないと他の料理もダメになっちゃいそう。
[-]麻雀大会のルールが複雑だったのか、他に何かあったかわからないが、一姫は退勤ギリギリで帰ってきた。バイトの先輩とはいえこうも正々堂々とサボるのは勇気がいるなぁ……って思ったけど先日サターンさんちにお届けに行った時も大概だった。
[-]サボり魔、給料泥棒ほど私と一姫にピッタリの言葉はない……こともなく、我々は我々のやり方でエテルニテをより良くしているのは間違いない。
[-]その後四貴人と大会のことを電話で二階堂さんに聞いてみたが、大体内容はかぐや姫が言っていたのと変わらなかった。
[-]ただ彼女も一姫と同じく過去の大会の記憶が曖昧なのは意外だった。やはり四貴人か神主に聞かないとわからないのか……。