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恋の戦争 展示棚

物語 エンディング Body
物語の棚 物語の棚 プロローグ 即ち恋愛は戦! [-]
恋。
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人を好きになり、告白し、結ばれる。それはとても素晴らしい事だと誰もがいう。
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だが、それは間違いである!
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恋人達の間にも明確な力が存在する!搾取する側とされる側、尽くす側と尽くされる側、勝者と敗者!!即ち恋愛は戦!
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私立秀知院学園のトップに立つ二人、生徒会長・白銀御行と副会長・四宮かぐやは恋の本質を誰よりも心得ていた。
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そう、好きになった方が負けなのである!!天才たちの恋愛頭脳戦は、今日もまた続いている……。
[四宮かぐや]
早坂、それは確かなのね!?
[早坂愛]
はい。情報によりますと、会長は毎日、放課後にこの階段の上の神社に通っているそうです。
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最近、四宮かぐやは気付いた。白銀御行がいつもより疲れていることに。
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白銀が家計のためにアルバイトをしているのは周知のことだ。もちろん四宮もそれを知っている。しかし最近、白銀が毎日飲んでいるコーヒーの量が以前のほぼ倍になっている。これは明らかにおかしい。
[四宮かぐや]
物語の棚 インターログ 恋愛頭脳戦とは全く関係のない麻雀対決、白熱! [四宮かぐや]
ツモ。リーツモー盃口、それとドラは……あたり。裏ドラ2。
[白銀御行]
(またかよ?!これで3連続満貫だぞ?自動雀卓は小細工もできないし、これこそトップ階級の強運とでもいうのか……!?)
[白銀御行]
(マズいな……四宮の親番だ。ここで満貫ツモでも食らってみろ、いや、満貫以上の可能性もなくはない……そんなことにでもなったら俺が逆転する可能性はほぼゼロ……ッ!)
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白銀御行は東場の間にピンチに陥ることを予想もしていなかった。四宮かぐやのツモの猛攻をモロに浴びて、自分の闘争心が点数と共にザクザクと削られてるように感じる。
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社会のトップにいる四宮が、麻雀でもトップにいるのは当たり前だとでもいうのか?
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もちろん、答えはノーだ。
[四宮かぐや]
(ふふ……会長、もしかしたら私と正々堂々と勝負する気なのかしら?こんな不確定素だらけのゲームで勝ちたいのなら、そんな甘ったるい考えは捨てることです。)
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四宮はチート行為をしている。そのチートの正体はというと、最も信頼を置いているメイドであった。
[白銀御行]
物語の棚 エピローグ 本日の勝敗、引き分け。 [早坂愛]
同点で終わっちゃったね、会長さん。これはどう判定すれば?
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相原舞の祈祷は白銀御行にも効果があったようだ。南場に入ってから白銀も奮起し、四宮かぐやに追いつき、結局同点一位で半荘を終えた。
[白銀御行]
もう一半荘、いく?
[白銀圭]
もう一半荘いかれてたまるか!バカお兄ぃ休憩終わりよ!早く代わって!かぐやさんがもっとやりたいなら私が代わりにお相手しましょうか。
[四宮かぐや]
ごめんね圭、せっかくだけど時間も時間だしそろそろ帰らないと。また今一度やりましょう。
[白銀圭]
そうですか……。
[四宮かぐや]
そうだ、今度は生徒会室にいらっしゃい、藤原さんに麻雀を用意してもらいましょう。
[白銀圭]
四宮さん……はい、絶対いきます!
[四宮かぐや]
約束ね。それと会長との勝負についてですが、まぁ私が勝てなかったということで、会長のバイトに口を出さないことにします。
[白銀御行]
というか今回の勝負元々おかしいぞ。そもそも何で俺がここで働くのをそんなに嫌がったんだ?
[四宮かぐや]