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割のいい任務に聞こえるけど、まさか何か代償を払わなきゃいけないってことはないよね?

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[player]使いっぱしりというよりも、なんだかタダで得をしてる気がするんですが……?
[player]こういう棚ボタ的なうまい話の裏には普通……
[玖辻]はは、だから賢い奴とビジネスをするのは好きなんだ。こういう頭の切れる返し、さすがはかの大宝石商にも気に入られたヤツだな。
[player]その大宝石商ってまさか……サターンさんとか?
以前サターンさんに、「商人達は独自の情報源を持っている。例えば、一飜市の情報屋とか。彼らは普段町中に隠れていて、十分な金額を払えば確実な情報を提供してくれる」等と教えてくれた。今思えば、それが「ストリクス」のことだったのかも。
縁というのは、つくづく不思議だ。
[玖辻]どうやらサターンの旦那から色々聞いてるようだな。
[玖辻]はぁ、本来なら顧客の情報を漏らすのは避けるべき行為だが、アンタの信頼を得られたんならこれも必要な犠牲だったんだろうな。知ったからにゃ、俺達は友人の友人ってことになるだろ?
[玖辻]だから存分に安心してくれ。友人として、俺は絶対にアンタに危害を加えたりしない。少なくとも、物質的に重大な損失は絶対出さないさ。
[player]ちょっと訂正させてもらうと、単なる友人の仕事相手です。
[玖辻]は~あ……旦那、そんな歩く冷蔵庫みてえに。旦那の口から出る言葉の全てに心が凍えちまいそうだよ。
[玖辻]……まあいい。それじゃアンタには、我々の共通の友人のためにもちゃんと今回の任務を遂行してもらうぜ。
[玖辻]あぁ、そうだ。任務の内容はくれぐれも内密にな。
玖辻と話していると、本気で低血圧が簡単に治りそうな気がしてくる。私は今日何度目か分からないため息をついて、話を本題に戻すことにした。
[player]それはともかく、このカードの暗証番号を教えてくれますか?
[玖辻]おう、「kutsujichouikemen」だ。