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二之宮花の物語
物語 | エンディング | Body | アイテム | 絆レベル |
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物静か | 物静か |
「物静か」という評価は、子どもにとって誉め言葉となるだろうか? もしそうだとしたら、幼い頃の二之宮花は年長者にとって良い子だったと言える。 ある時、幼稚園で行われた春の遠足で、花はクラスの友人とかくれんぼをしていた。しかし、彼女はあまりにもかくれんぼが得意だったのだ。遊び終えた他の子どもたち に、その存在さえ忘れ去られてしまうほどに。 花がいないことに気がついた先生が慌てて辺りを探すと、あまりにも目立たない片隅でぐっすりとと眠っている彼女を見つけた。 「もう……こんなところに一人で隠れて、怖くないの?」 当時の自分が怖いと思っていたかなんて、二之宮花は覚えていない。ただ、少し残念だと思ったのは確かだ。 花は自分をおとぎ話のお姫様だと思っていた。邪悪な追跡者から身を隠し、木の陰で王子が助けに来るのを待っていたのだ。しかし、目を覚ました時に見たのは自分をい ましめる先生の姿。彼女はただ目をこすり、下を向いて小さな声で「ごめんなさい」と言った。 「こんなところで寝て、危ないことが起きなかったから良かったものの。あなたが静かすぎるからかもしれないわね。あまりにも静かで、誰にも気付いてもらえなかった のかしら?」 |
絆レベル1 | |
待たれる開花 | 待たれる開花 |
「二之宮さん、ようこそ園芸部へ。今年は新入部員なんて入ってくれないかと思ったわ」 部長が入部届を受け取ってくれたのを見て、二之宮花はそっと緊張を解いた。照れながらも真摯な笑顔を向けてくれる部長に、罪悪感がぬぐえない。花は、入部に至った 自分の「不純」な理由に対し、心の中で謝罪した。 入学当日、新入生は必ず部活動に参加するようにと言う校長の言葉に、ホールに集まった生徒は誰もが喜んだ。先生の授業時間が延びるのに比べたら、部活動の方が楽し いのは間違いない。しかし、花にとっては目の前が暗くなるような知らせだった。 できることならこの3年間、放課後はすぐに家に帰りたかったのだ。 部活動に消極的なのは、部活が面倒だとか、他人に関わりたくないからではない。むしろ、校長の言う「輝く青春」については、憧れさえある。しかし…… 「輝く青春なんて……きっと、私みたいな透明人間には無関係のものでしょう」 部活に入ったとしても、みんなが楽し気にするその中で無視をされる自分の姿を容易に想像できる。万一……もしも、いつの日か誰かが孤立する自分に気がつき、無理やり 笑顔を浮かべながら気まずそうに話しかけてきたら、何とも滑稽な光景に鳥肌が立ってしまう。 |
絆レベル2 | |
三人麻雀 | 三人麻雀 |
「ねぇ、『三人麻雀』って知ってる?」 「あぁ、いや……普通の三人麻雀じゃなくて、4人でプレイする『三人麻雀』よ」 「……ちょっと、やめてよ。熱はないってば。あんた、知らないの?この頃、色んな雀荘で流れてる噂よ。4人で麻雀をしているはずなのに、なぜかゲームが進むにつれて……3人で麻雀をしているんじゃないかって、錯覚を覚えるんだって」 「えっ?4人目は、門前清主義のプレイヤーなのかって?違うわよ。ただ、チーもポンもカンも、どれほど目立つことをしても、誰もすぐには気付かないんだって。当事者が言うにはね……」 「まるで自分の牌が、忽然と消えてしまうみたいなんだって。捨て牌から何かなくなっていることに気がついたときには、喰われた後みたい」 「で、自分の牌が喰われたことに気がついた時には、すでに相手はテンパイになってるんだって。手出しやツモ切りなんて、まったく気がつかないの。だから一番の安全 策は、現物を切って相手がツモるか、流れになるのを待つしかないってこと」 「普通、一回やられれば警戒するはずなんだけど、奇妙なことに自分の手牌をひと目見た一瞬で、その4人目の人はまた気配が消えちゃうんだって。その人が座っている席も、まるで誰もいないかのように静まり返るの……」 |
絆レベル3 | |
ストーカー危機!? | ストーカー危機!? End1.おはよう、二之宮さん |
* そのまま声をかける or 様子を見る * 論理的に反論する or 白状しよう! * あなたのことが好きな人かもしれないね or 危ない人かもしれないね * 白い壁を調べる * 麻雀牌キーホルダー or クナイ |
純真の宝玉 | 絆レベル4 |
ストーカー危機!? End2.空回り |
* そのまま声をかける or 様子を見る * 論理的に反論する or 白状しよう! * あなたのことが好きな人かもしれないね or 危ない人かもしれないね * 電柱の向こう側を調べる or 花壇の奥を調べる |
コイン8000 | 絆レベル4 | |
もう迷わない | もう迷わない End3.そして春はやってくる |
* 藤田佳奈 * 演劇に参加するよう、もう一度二之宮花を説得する |
月光の福袋 | 絆レベル5 |
もう迷わない End4.秘密のステージ | * ジェーン | 光明の宝玉 | 絆レベル5 | |
もう迷わない End5.道は一つだけじゃない |
* 藤田佳奈 * 他の方法で演劇に参加するよう、彼女を説得する |
コイン12000 | 絆レベル5 | |
新入部員募集中 | 新入部員募集中 End6.いつでも君のそばに |
* 正直に答える or 言葉を濁す * 新入部員を入れたくないのではと尋ねる |
祈願の巻物 | 契約 |
新入部員募集中 End7.先人の知恵 |
* 正直に答える or 言葉を濁す * 無理することはないと花ちゃんに言う |
日光の福袋 | 契約 |