[player] 許すべきです。
[雲お婆様] ほぉ、どうしてそう思うんだい?
[player] 神巡りは楽しい祝祭なのですから、「南湘」のご先祖様は皆、人々が近づいてきても気にしないんじゃないですか?
[雲] ええ。わざと壊そうとしたり、神偶に不遜な気持ちを抱いてさえいなければ、神巡りは皆さんが見物することも、近づくことも歓迎しています。
[花語 白] まあ、主催者の立場から言えば、おすすめできないのだけれど。特に子ども連れで神巡りを見に来た家族にはね。
[player] なぜです? 何かタブーでも?
[花語 青] ぷぷっ……そんなのすぐわかるでしょ。思い出してみなよ、さっき正殿で神偶を見て驚いたでしょ? あの数メートルもある「巨人」が夜の街を歩く姿を子どもが見たら……
[player] ……子どもたちは「巨人」に支配される恐怖を焼きつけられてしまう、というわけか。
[苑] 「南湘」では実際、多くの方が「子ども時代のトラウマ」を抱えてしまうのだそうです……
[雲お婆様] 悪くないね……いいだろう、教えてやるよ。
[-] それから、皆の努力で神偶は少しずつ修復されていった……
[-] 明日改めて行なわれる神招きが楽しみだ……
[player] そうだ、苑さん。頼まれていた牛肉米線が祠堂に置きっぱなしなのですが、どうしましょう?
[苑] んっと? そういえば頼んでましたね。
[player] もしかしてあの牛肉米線って神招きにまつわる特別な効果があるお供え物、とかですか? だからご先祖様のお導きで問題解決の鍵を見つけられたんじゃ……!
[苑] ん? あれは関係ありませんよ。
[苑] あれこれ長いこと考えてもあなたに適正のある頼み事が思いつかなかったので、とりあえず朝食のテイクアウトをお願いしただけなんです。食べる時間がありませんでしたけど。
[player] ……そ、そうなんですか?
[苑] ああ、でも落ち込んだりする必要はありませんよ。今日一緒に働いて、PLAYERさんが本当に優秀で、頼りになる人だと気づけたので。
[苑] ですので、明日もよろしくお願いしますね。
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