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来た道を戻る

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categoryStory: 

[player]「安全第一」だし、事故が多発してるならここは一旦引き返したほうが……。
[撫子]そうだね。……自分の目で確かめなければ、本当に危ないかどうかわからないけど。
[撫子]ただ、安全第一が大事なのは確かだ。あんたがそういうなら引き返そう、もしかしたら違う道を来ちゃったのかもしれないし。
撫子さんと来た道を戻る。しかし、そろそろ最初の分かれ道かという頃合いで、空の色が一瞬で暗くなった。
ゴロゴロという、雷の音とともに。
[撫子]ちっ、ゲリラ豪雨か。
[player]なんだって?
前方の空から黒く蠢く雲が近づいてくる。
[撫子]これは避けようがないな……雨が降る前に一気に抜けるぞ。
と言いつつ撫子さんはハンドルを強く回し、二人を乗せたバイクが急加速した。
[player]うわぁああああ!
しかし、大自然は私たちを逃してはくれなかった。
大雨が降り注ぎ、私たちは一瞬でずぶぬれになってしまった。そんなわけで、これ以上未知のルートを探索することは出来なくなったのだった。
[player]今度一緒に旅する時は、やっぱり計画を立ててから行こう。
そんな思いを抱きながら、撫子さんとの旅を早々に終わらせた。