[選択肢]
・はい
・いいえ
[プレイヤー]い……「いいえ」、かな。
[三上千織]庶民! 1分間だけあげるから答えを考え直しなさい!
[プレイヤー]いやいや、よく考えてよ世界の終わりだよ!? 私たち二人だけで生きていけると思う!?
[三上千織]……それもそっか。ふん、じゃあさよならするか。一緒に死ぬよりマシだし今すぐさよならよ!
[プレイヤー]そ、そんな一緒に死ぬなんて極端な、ほら、二人だけじゃなくてみんなの知恵でなんとかあがいてみるっていう選択肢だってあるじゃん。
[三上千織]千織の知恵でなんとかするもん! 庶民は引っ込んでなさい! ふん!
[-]新たな一戦を始めようとしたところで、休憩室のドアが開き礼奈ちゃんが入ってきた。
[七海礼奈]みぃつけた、サボり魔スタッフのお二人さん。
[プレイヤー]い、いや、説明させて。これは新人教育なんだよ。
[七海礼奈]新人教育?
[三上千織]ほら、これよ……今朝璃雨に渡されて、カフェでバイトするなら必要なスキルだから絶対できるようにならなきゃだめだって言われたの。
[七海礼奈]「真実か挑戦か」ゲーム? ……ふむふむ、九条さんは千織ちゃんの制服を見て、うちがメイドカフェか何かだと勘違いしたんじゃないかな……? でも「エテルニテ」は普通の喫茶店だから、そういうサービスはな……いや、たまにはそういう楽しさを提供してもいいのかな?
[三上千織]ってことは、千織の練習は全部無駄ってこと?!
[-]礼奈ちゃんと目を合わせて、答えは心にそっとしまっておくことにした。千織はプンプンと怒り心頭のようだけど、九条さんのおかげで楽でたのしい午後を過ごせたのも事実だ。
[-]そんなこんなであっという間に今日の閉店時間になった。筋肉痛が今日の厳しさを物語っているが、なぜかとても充実していてたのしかった。好きな人と働くと、つらい仕事も辛くなくなっちゃうってことだな。
[-]今夜はちゃんと休んで、明日も頑張っていこう!
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