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でも今月はもうカードの上限が……。

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[player]すみません。一姫の不始末の弁償をすることは……できません。
[斎藤治]ん?
[player]持ち合わせがなくて、カードも、その……。
斎藤さんは長いため息をつき、仕方がないというような表情で私を見た。
[斎藤治]巫女殿も同じことを言っていたな。さて、君はいったい自分の代わりに誰を立てて弁償してもらうつもりだ?
[player]誰も……誰にも代わりになってもらうつもりはありません。
[斎藤治]そうか。なら体で返してもらうしかないな。
体で……え?なになになにどういうこと?私は自分の身を抱えて部屋の隅っこの方まで後ずさった。
[player]な、なな何をするつもりですか!?
[斎藤治]もう一歩下がれば請求額は倍になる。
ぱっと振り向くと、そこにも骨董品の花瓶が置いてあった。一姫みたいに割らなくてよかった……。
[斎藤治]今日からこの会社で事務員として働いてもらう。請求金額の支払いを済ませるまで給料はなしだ。
鬼か悪魔ですか!?//nと、心の中だけで叫んだ。
さすが資本家の斎藤治。//nアルバイトの契約にサインしたらすぐに雑用係に回されて、気が付いた時にはもう日もとっぷりと暮れていた。一姫はいったいどこに行ったのだろう……。