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え、いきなり失礼だな。

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やっと顔を上げてくれた唯は、ほんの少しだけ微笑んでいるような気がした。
本当に僅かな、いつも近くで見ていないと//n気付けないくらいの変化かもしれないけど。
[八木唯] 言ってることは普通なのに、他の人とは雰囲気が違う。
[八木唯] ……だから、目が離せないのかも。
[八木唯] 私も、先輩と出会って変わった。
[八木唯] 自分自身に、興味を持てるようになった。
[八木唯] 自分のことを、もっと知りたいって思えるように……
長い髪を風に梳かしながら、唯が川の方へ顔を向ける。
[八木唯] ……先輩、私ね。
[八木唯] 最近気付いたけど、大きな弱点があるみたい。
[八木唯] 自分が美味しいって思ったものと、他の人の反応に、何だかズレが生じるの。
[八木唯] コーヒーなら、そんなことないんだけど。
[八木唯] ……隠しててごめんね。
大丈夫、ぜんぜん隠せてなかったから
ツッコミたい衝動を堪えつつ、もっと前向きな言葉を探す。
[player] 一緒に乗り越えていこうよ。
[八木唯] ほんと? でも、私にできるかな。
[player] できるよ。私が保証する。
[八木唯] ……ふふ。
今度こそ、唯ははっきりと微笑んだ。
たぶんこれは、見間違いなんかじゃない。
[player] さっそく、一緒に料理つくろうか。
[player] 食材は唯が買ってきてくれたし。ねぎ系ばっかだけど。
[player] ……ちなみに、何を作ってくれる予定だったの?
[八木唯] ハンバーグ。
[player] え?
[八木唯] え?
道のりはなかなか険しそうだな……
でも、きっと乗り越えられる。
そう言い聞かせながら、二人並んで歩き始めた。
……とはいえ、あの食材でどんな料理を作ればいいんだろう……?