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劇場ざんく

物語 エンディング Body
伝説の夜 伝説の夜 プロローグ それは表の世界では想像もつかない、魑魅魍魎が飛び交う社会の闇。とある雨の夜に、闇に降り立つ天才が生まれた。
そしてまた別の雨の夜、勝負の極地を渇望して、「天才」は「狂人」が籠城する邸宅に向かった。二人が出逢う、まさに逢魔が時、後に伝説となった夜が始まった……。
[???]
…...起きろ......起きろ......鷲巣......
[鷲巣巌]
い、痛たっ......。
[???]
ちょ、ちょっと、年寄り相手にこんな乱暴な起こし方はまずいワン!
[???]
くくくっ......心配ないさ、この鬼じじぃを起こすにはこれが一番手取り早い。
[???]
さっさと起きろ、鷲巣。
[鷲巣巌]
痛っ......な、何者じゃ......。
[???]
にゃ?指がびくっとした気がするにゃ?お兄ちゃんの言う通りにゃ。
[???]
それにしても、あんまりにも無茶苦茶だワン......
[鷲巣巌]
どこの馬の骨だ!?
[鷲巣巌]
退け、無礼者め!この鷲巣の頭を足蹴にしおって、いい度胸じゃ!
[赤木しげる]
伝説の夜 エピローグ [???]
……起きろ……起きろ……..鷲巣……..
[鷲巣巌]
い、痛たっ……。
[???]
さっさと起きろ、鷲巣。
[鷲巣巌]
痛っ……な、何者じゃ……。
[鷲巣巌]
いったいどこの馬の骨だ!?
「狂人」が目を覚ました。すべてを失うそのギリギリの境界線上から、闇の王と呼ばれる男は超人の執念で最後の戦場に這い戻った。
まるで夢を見ていた気分だ。半睡半醒の脳にはあの妙な姿をした二人の輪郭が鮮明に浮かんでいる。たしか「神」と言っていたか……。
くくくっ……おいおい鷲巣、老いぼれたか。おまえに神なんて現れない。
[赤木しげる]
おまえの前に現れるのは『死神』だけだ。
[鷲巣巌]
カ……カカカッ!その通りだ、アカギ!お前もそうだ!んなふざけた夢などありえやせん!今夜貴様とわしを迎えに来るのは死神以外誰もおらぬ!