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どうやってイブさんのリリィさん捜しを手伝おう?

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[選択肢]
・サターンを捜し、昨日知り得た情報を伝える
・どうやってイブさんのリリィさん捜しを手伝おう?
[-]ワン次郎から聞き出した居場所を書いたメモは、まだ私の服のポケットの中に入っている。一晩考えて、すぐにはイブさんに伝えないことにした。リリィさんについて、ある疑念が生まれたからだ。例えば……彼女はなぜ、こうも長い間イブさんに連絡を取らなかったのだろう?
[-]昨晚ベッドで寝っ転がりながら考えてたことが、次から次へと頭をよぎる……でも、イブさんがリリィさんについて話す時の、あの目の輝きに嘘はないと思うんだよな。そんなことを考えつつ、キャットタワーにもたれかかっていると、突然顔面に何かが張り付いてきたので驚いた。何だァ……? あ、一姫か。
[一姫]にゃ? ご主人どうしたにゃ? いきなり動かなくなっちゃうなんて、お腹すいたのかにゃ? さっき店長見習いにゃんがミニクッキーをくれたのにゃ。だから……ご主人に1個あげるにゃ。
[-]私は一姫が持っているミニクッキーに目をやり、首を振った。
[一姫]にゃ!? 1個じゃ、た、足りないってことかにゃ! ご主人最近よく食べるからにゃ~。やっぱり2個……うみゃ~……それなら3個にゃ、これ以上は勘弁にゃ!!
[-]私は溜息をついて、最近の一姫の体重について思いを馳せてから、安心してミニクッキーを3枚もらった。
[プレイヤー]実はちょっと考えごとをしてたんだ。
[一姫]考えごと? 何だにゃ?
[プレイヤー]リリィさんの居場所なんだけど、イブさんに言ったほうがいいと思う? 万が一リリィさんが実は彼女に会いたくなかったら、イブさんが会いに行ったらばつが悪いんじゃないかって……彼女たち、長い間交流が途絶えたままだったんだし。
[一姫]んん~……にゃ~……あ、いけにゃい、考えたらお腹が空いちゃったにゃ。とりあえず、サイコロを振って、出た目に従えば万事解決だと思うにゃ~!
[-]その方法、あんまり上手くいく気がしないんだけど……。と思っていると、ちょうど良く礼奈ちゃんと雛桃がやって来た。ぜひ彼女たちにも意見を聞いてみよう。
[プレイヤー]礼奈ちゃん、雛桃、2人に聞いてみたいことがあるんだ。この前ここに来てた、銀色の髪の綺麗なお姉さんを覚えてる?
[雛桃]雛桃は覚えてるのです。キレイなおねえさん、雛桃のこと、おりこうさんだってほめてくれたのです……はわ、うさぎさんのこともほめてたのです!
[七海礼奈]イブさんのことですか?
[プレイヤー]そう。実は彼女の人捜しを手伝ってたら、その人を私が先に見つけたかもしれないんだけど……こんなに長い間連絡を寄越さなかったんだから、もしかしたら相手のほうは彼女に会いたくないかもしれないなって。もし万が一……
[七海礼奈]プレイヤーさんって本当にいい人だよね。
[プレイヤー]はい?
[七海礼奈]イブさんが傷つくのを心配してるってことでしょ。
[プレイヤー]そう……なるのかな。
[雛桃]雛桃は、うさぎさんは、先にイブさんのかわりにその人とお話ししてみてあげてもいいと思うのです。
[-]雛桃はうんしょ、と私の近くに椅子を引き寄せたかと思うと、立ち上がって、私の額にちゅっとキスをした。
[雛桃]この前、うさぎさんが雛桃にくれた勇気、今だけうさぎさんにお返しするのです。こうすれば、うさぎさんは、イブさんのかわりにその人をつれて戻ってこれるはずなのです。
[-]雛桃の言葉はたどたどしく幼いものではあったが、おかげで目が覚めた。こんな風に悩むより、自分の目で確かめた方がいいに決まってる。
[七海礼奈]ふむふむ……私は、イブさんがそんなに弱い人だとは思わないな。綺麗な陶器のお人形さんみたいに見えるけど、その内側はエネルギーに満ちてるように思う。言ってみるなら……たくましさ、みたいなものかな?
[-]礼奈ちゃんが言うことも一理ある。よくよく考えてみると、リリィさんを捜すためたった一人で一飜市に来ているくらいだし、彼女は私が思っているよりも精神的にタフなんだろう。
[-]私はただ、自分が原因で、周りの人が悲しむなんて……見ていられないだけ。
[選択肢]
・イブさんが自分で決めるのを待つ
・先にリリィの事情について理解しておく