おじい様のご遺志を大事にしようと勧める。
[player]おじいさんが祭をやりたがらなかった理由って、何か心当たりはない?
[相原舞]え、っと……申し訳ありません、舞もあんまりわからなくて……。
[player]斎藤さんが手掛けてるイベントだし、千月神社が主催すれば、いろいろとメリットがあると思うんだけど。
[player]おじいさんのご遺志には、何らかの深意が含まれているのかも。言った理由がわかれば、やるかやらないかを決めるための判断材料に出来るんじゃないかな。
[相原舞]旦那様の言う通り、ですね……。しかし、舞もおじい様がお祭りを嫌う理由がわからないので……。
[相原舞]あれからまだ数年しか経ってませんし、今でも神社の運営はほとんどおじい様の教えに従ってやっています。もちろん、魂天神社の皆様の協力もあってこそ、経営は辛うじて成り立っていますが……。なので、舞は、こんな大事なことは独りで決められなくて……。
[player]わかる。一飜市全体~だとか観光事業振興が~だとか、いきなりそんな話言われてもわからないよね。ゆっくり決めたらいいと思うよ。
[-]舞ちゃんがすごく困ってそうだからついそう言ったけど、彼女はそれを聞いていなかったのように突然明るい表情になり、元気な声を出した。
[相原舞]そうです、魂天神社……!一姫ちゃんたちなら、もしかしたらおじい様がなぜそんな風に言ったのかわかるかもしれません……!
[player]へー。じゃ、さっそく話を聞きに行こうか。
[一姫]それなら一姫が知ってるにゃ!おじいちゃんは、おばあちゃんのことがあってお祭りをやらなかったんだと思うにゃ!
[-]舞と魂天神社にやってくると、ちょうど一姫とかぐや姫がお茶をしていたところだった。そこで一姫に話を聞いたら、まさかのそれっぽい答えが一姫から返ってきた。しかしかぐや姫は……
[かぐや姫]このちんちくりんめ、でたらめばかり言いおって、その発言に責任を負えるかせ・き・に・ん・を!わらわの見立てでは、祭をやめたのは千月神社のご神体を守るためじゃ。なにせ千月神社のご神体は特別じゃからな。
[一姫]にゃに!?バカウサギこそ、おじいちゃんのことなんにも知らないくせに!
[かぐや姫]わらわが分かるのは人間のことなどではない、神様のことじゃ。お爺様は神様にキチ~ンとご奉仕してきた方じゃ、どこかの食う寝るしか能のないちんちくりんとは大違いじゃのう?
[一姫]にゃにゃ~!お前もクッキー食ってたくせにー!
[-]あー……一姫にかぐや姫よ。こうなったらもう止められなそう。
[player]ワン次郎……早く帰ってきて……。
[相原舞]ワン次郎さんなら、先ほど出かけたと一姫ちゃんが言ってましたよ。いつ戻るのでしょうか。
[-]参ったなぁ。唯一まともな人(?)がこんな時に限っていないなんて。
[一姫]舞ちゃん!舞ちゃんはどう思うにゃ?一姫が言ってたことに間違いはないって思うかにゃ?
[かぐや姫]ほほう?ではわらわも汝ら凡人の考えを聞くとするかの。どっちがより道理に適っておるか、しっかり考えて答えるがよい、ぐひひ……
[相原舞]そ、それは……えっと……。旦那様、舞を助けてください……!
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