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朝葉高校

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[player]石原くんは多分高校にいると思う!
[涼宮杏樹]質問:今から朝葉高校に向かいましょうか。
[player]うん、行こうか。
朝葉高校
もう一度朝葉高校に戻ってきたちょうどそのとき、石原くんからショートメッセージが届いた。どうやら朝出かける時スマホを忘れてしまったらしい。もう日も暮れるし、今から彼に月餅の作り方を教えてもらっても遅くなっちゃうな……。そこでまた杏樹に袖を引っ張られた。
[涼宮杏樹]助言:KR-976はインターネットで月餅の作り方を検索してみました。もしかしたらPLAYERさんの助けになるかもしれません。
[player]量も量だし、レシピがあっても一人だけで作るのは……。
[涼宮杏樹]KR-976は社交性の高い人工知能として、相手が困っている時はなるべく助けるように行動します。PLAYERさんが助けを求めているのでしたら……。
助けを求めてほしそうに言っているが、杏樹はもう勝手にノートでどのぐらいの材料が必要になるか計算を始めていた。
[player]杏樹、ありがとう。
急に呼ばれたことに驚いたのか、それとも感謝されたことに驚いたのか、杏樹は少し目を丸くして頭を上げた。その後、ボソッと私に尋ねた。
[涼宮杏樹]質問:PLAYERさんがKR-976に感謝したいということでしたら、レシピにある月餅の餡の材料を変えてもよいでしょうか。
[player]え、どうして?
[player]え、どうして?
[涼宮杏樹]KR-976は、この……五仁というのが、あまり好きでは……。
社交性の高い人工知能でも食べ物に好き嫌いがあるんだな。まぁ、ご要望にお応えしようか。
[player]杏樹はどんな餡がいい?
[涼宮杏樹]質問:チーズストロベリーはできますか。
いいじゃん、チーズストロベリーのスイーツはどれも美味しいし、月餅でやってみても美味しそう。私が頷くと、杏樹も楽しそうに微笑んだ。
チーズストロベリーの月餅ね。早く作ってみたくなっちゃったな。
今日は杏樹のことをまた新たに一つ知ることができた。涼宮杏樹は五仁餡の月餅は嫌い、と。