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二階堂さんの恋愛事情を聞いてみる。

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[二階堂美樹]なぁに、その悪そうな笑顔は? なに考えてるの?
[player]なんでもない、なんでもない。ただ気になることがあって……。
[二階堂美樹]あら? 何かしら?
[player]二階堂さんは恋愛も……やっぱたくさん経験してきたんでしょ?
[二階堂美樹]恋愛ね……。
二階堂さんは何か思いを巡らせているようで、静かに私の目を見つめている。
[二階堂美樹]たくさんしてきたわよ。
[player]た、たくさんなんだ……。
[二階堂美樹]十二、三回かしら……んー……十四、五回かも? 多すぎて数えてないわ。
[player]みんな、好きだったの?
[二階堂美樹]もちろんよ。恋するときは思い切って恋に落ちる主義だしね。私、恋人には一筋なの。
[player]二階堂さんは今でも元カレと連絡とったりする?
[二階堂美樹]そんな子供っぽいことはしないの。いい? 大人は別れたら相手の生活に割り込もうとしないものよ。まさか……あなた、私の第二十三代恋人になるつもりかしら?
変な数字増えてるぞ。
[player]いや、お断りだけども。二十三代目っていう数字からすると、二階堂さんの恋愛関係はいつもすぐに終わりを迎えるんだね。
[二階堂美樹]へぇ~、あなたから見た私ってそんなに浮気性に見えるのね。私は少なくとも一年以上お付き合いするわよ。
二十二人全員と一年以上付き合ってるって言いたいわけ?
私の疑がわしげな視線を感じたのか、冷静だった二階堂さんの顔には焦りの色が現れてきた。
[二階堂美樹]ま、まぁ……一年以上といっても、同時に数人と付き合うこともあるし?
[player]一筋って言ってたよ。
[二階堂美樹]それは…あの……。
きょろきょろと視線をさまよわせ焦りまくる二階堂さんをみて、とある大胆な考察を閃いた。
[player]二階堂さんってもしかしたら恋愛経験少ない……というより、ないのでは?
二階堂さんの目は終始私の視線から逃げようとしている。さては図星だな。