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左へ曲がる。

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categoryStory: 

[player]そうだな……麻雀だったら左は上家の席だよね。手が一番読み辛く、だからこそ一番ワクワク感がある方向だから……左に行こう。
[撫子]OK。あんたらしい面白い考え方だな。あたしもワクワクして来たよ。
左の道は決して走りやすい道ではなかった。舗装されていない路面に不揃いな石ころが露出した砂利道で、私たちのバイクが順調に走っていられるのは、撫子さんの運転技術のおかげだ。
でも路肩で転倒しているバイクは私たちほど幸運ではなかった。撫子さんはそのバイクの前に停まり、隣で困り果てているライダーに話しかけた。
[撫子]よ、手伝おうか?
[ライダー]わぁ!? あ、先輩ライダー……! どうか助けてください……!
撫子さんのいかついバイクとオーラに圧倒されたのか、目の前の男性ライダーがサングラスを取って泣いて喜び、「やっと助けが来てくれた」とでもいうような表情をした。
撫子さんは相手のバイクを検分し、すぐ故障した場所を特定した。
時間を節約するため、撫子さんはライダーに予備パーツを掃除させて、自分はリアボックスから工具箱を持ち出してこの場で修理をしようとしている。
そんな手慣れた様子の撫子さんに、自分が出来ることは何かないだろうか。
[player]そうだな……麻雀だったら左は上家の席だよね。手が一番読み辛く、だからこそ一番ワクワク感がある方向だから……左に行こう。
[撫子]OK。あんたらしい面白い考え方だな。あたしもワクワクして来たよ。
左の道は決して走りやすい道ではなかった。舗装されていない路面に不揃いな石ころが露出した砂利道で、私たちのバイクが順調に走っていられるのは、撫子さんの運転技術のおかげだ。
でも路肩で転倒しているバイクは私たちほど幸運ではなかった。撫子さんはそのバイクの前に停まり、隣で困り果てているライダーに話しかけた。
[撫子]よ、手伝おうか?
ライダー
[ライダー]わぁ!? あ、先輩ライダー……! どうか助けてください……!
撫子さんのいかついバイクとオーラに圧倒されたのか、目の前の男性ライダーがサングラスを取って泣いて喜び、「やっと助けが来てくれた」とでもいうような表情をした。
撫子さんは相手のバイクを検分し、すぐ故障した場所を特定した。
時間を節約するため、撫子さんはライダーに予備パーツを掃除させて、自分はリアボックスから工具箱を持ち出してこの場で修理をしようとしている。
そんな手慣れた様子の撫子さんに、自分が出来ることは何かないだろうか。