[-] 璃雨さんを説得出来る一番の方法は、恐らく千織の名前を出すことだろう。
[player] 璃雨さん、私は今日、千織に言われて君の看病をしに来たんだ。千織、璃雨さんのことをすごく心配してたよ。このまま頑張って病気がひどくなったりしたら、帰ってきた時きっと悲しむよ。
[九条璃雨] ですが……
[player] 璃雨さん、私は今日、千織に言われて君の看病をしに来たんだ。千織、璃雨さんのことをすごく心配してたよ。このまま頑張って病気がひどくなったりしたら、帰ってきた時きっと悲しむよ。
[player] 千織が戻ってきて、君の病気がひどくなったら、誰が千織のお世話をするの?
[九条璃雨] ……確かにそうですね。
[-] 私の説得により、璃雨さんは黙って食材の入った袋を置いた。
[-] 私はささっとお粥を作り、璃雨さんはそれを平らげると、部屋に戻って休んだ。
[-] 一日が経ち、璃雨さんの熱が下がったのを見て、私は安心した。千織が帰って来たので、私も自分の家に帰ることにした。
[三上千織] よくやったじゃない。安心して、報酬はそれなりに出すわ。
[player] ちょっと、私達は友達なんだから、そういうの気にしなくていいよ。
[九条璃雨] 今日は色々してくださって、ありがとうございました。元気になったら、料理でも振る舞いましょう。
[player] そんな大げさな……リクエストはあり?
[九条璃雨] まったくもう……
[-] 冗談を交えた談笑のあと、私はご馳走を楽しみに帰宅した。
数日後
[-] 喜ばしいことに、数日すると璃雨さんの風邪はすっかり治った。
[player] もしもし……璃雨さん……え? ご馳走を作ってくれる日って、今日……?
[player] 別の日にしてくれない……? 私……ゲホゲホ……なんか……風邪ひいたみたいで……ゲホゲホッ……
[九条璃雨] まあ……旬の食材は人を待ってくれませんし、今回は一姫さんに食べてもらいましょうか。今すぐお粥を持って行きます、待っててください!
[player] ……何を……待つって……? もしもし……
[-] はぁ……楽しみがかなり減ってしまった。
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