[選択肢]
・一姫に麻雀大会と四貴人のことを聞いてみる
・一姫にリリィさんのことを聞いてみる
[プレイヤー]一姫は魂天神社の巫女だし、麻雀大会のことも知ってるの?
[一姫]大会で優勝したら神様に願いを叶えてもらえる大会の話にゃ? もちろんにゃ~! 一飜市の子供でも知ってるようなことを、この一姫が知らないはずがないにゃ!
[プレイヤー]え。じゃ具体的にどんな感じの大会なのか教えてもらえる?
[-]一姫がパッと足を止めて、疑いの目で私の顔を覗いた。
[一姫]大会が始まってないのに、一姫がそんなの知るわけないにゃ。始まってから詳細が知らされるのが普通にゃし。 ご主人今日なんか変だにゃ。
[プレイヤー]魂天神社の神職なのに、前もってルールとか全体的な流れとか教えてもらってないの?
[一姫]ないにゃ。そもそも毎回違うルールだし、始まらないとその回がどんなルールになるかわからないにゃ。
[プレイヤー]じゃ……前回はどんなルールだった?
[-]一姫は困惑したまま落ち込んでいき、声も段々と小さくなってほとんど聞こえなくなった。
[一姫]前回は……えっと……前回はなんだったかにゃ? おかしいにゃ……知ってるはずなのに出てこないにゃ……
[-]なんなんだこの大会、人を洗脳でもしてるのか。しかも身内まで。考えてたらだんだん怖くなってきた……そうだ、四貴人のことを聞いてみよう、これなら思い出せるでしょ。
[プレイヤー]まぁまぁそれは置いといて、一姫は四貴人たちのことも知ってるの?
[一姫]一応知ってるけどそんなに詳しくはないにゃ~。
[???]知ってると言うても、よくて面識があるくらいじゃろ。ぐひひ……
[-]急にそばから声がした。振り向くとそこにいたのは久しく会っていなかったかぐや姫だった。
[かぐや姫]奴らのことならちんちくりんより、わらわに聞けば良かろうに。汝なら、わらわが知っておることを何でも教えてあ・げ・る・のじゃ。
[一姫]ウワッ出たにゃ! 悪いうさぎめ!
[かぐや姫]ここ数日神社でちんちくりんを見かけぬと思っとったが、よもや喫茶店で働いとるとはのう……。
[一姫]それがどうしたにゃ。かぐやには関係ないにゃ。
[かぐや姫]そこまで喫茶店がよいと言うのであれば、わらわが代わりに魂天神社を引き継いでやろうではないか。身分的にもちんちくりんよりわらわの方が神社を管理するのにふさわしいしのう! そうは思わぬか? ぐひひひ!
[一姫]バカ言うんじゃないにゃ!
[-]ねことうさぎがケンカし始めそうなところだったので、ここは一旦話題を戻してっと。
[プレイヤー]神社はともかく、かぐや姫が四貴人に詳しいのなら教えて欲しいなぁ。
[一姫]ご主人、悪いうさぎに騙されちゃだめにゃ!
[かぐや姫]おやおや、わらわがウソをついたことなんて一度もなかったじゃろ?
[プレイヤー]……それが既にウソになるんだけど。
[かぐや姫]はっ、さすがは凡人の中の凡人じゃ。そんなにこのわらわが信用できぬのなら、わらわをゲームで負かしてみるがよいわ。汝が勝てば真実を教えてやる代わりに、負けたらなぁんにも教えてやらんってのはどうじゃ?
[プレイヤー]これなら信用できるじゃろみたいに言われても……まぁ、試してみてもいいよ。なんのゲームがいい?
[かぐや姫]この場で今すぐできるものというと限られるし、わらわが持ってる麻雀牌でできるゲームなら……どれどれ……だぁれにしようかなっと。よし、この「中」と「白」で一勝負じゃ。
[プレイヤー]2枚の牌で?
[かぐや姫]わらわはこれからこやつらをシャッフルして伏せ置くが、汝は好きな方を選ぶといい。もし選んだ牌が「中」なら四貴人のうち誰か一人のことを教えてやろう。そういえば汝は西園寺家の小娘と懇意にしておるようじゃし、3回勝てれば良いわけじゃ。簡単じゃろ? うひひ。
[プレイヤー]まさかの運ゲーかい。
[かぐや姫]だから汝は凡人なのじゃ。これは神に護られておるかどうかを見極めるゲームじゃぞ。
[-]かぐや姫が手に持つ扇子をズバッと開くと、左と右に2枚の麻雀牌が裏面で置かれていた。どっちにしようか。
[選択肢]
・左の牌
・右の牌
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