categoryStory:
ending:
[選択肢]
・お誘いを断る
・お誘いを受け入れる
[-]サターンさんはいかにも本気な顔をしているが、初対面だし、出発前にA-37が言ってたことを思い出すとさすがに……。まぁこんな静かな街のどこが物騒なのかは置いといて、今までA-37に騙されたことはなかったしね。
[プレイヤー]お誘いいただき嬉しい限りですが、まだ勤務時間中で長くは外出できないので、申し訳ありません。
[サターン]それは残念だ。また今度機会があれば一緒にティータイムでも楽しもう。
[プレイヤー]ありがとうございます。
[-]機会があれば、ね。何はともあれ、ここは接客モードということで。私はニコリと笑みを返した。
[-]店に帰ってから気付いたが、サターンさんにA-37のことを聞けなかった。A-37って前からよくサターンさんの注文を届けてたっけ。礼奈ちゃんに聞いてみよう。
[プレイヤー]今日のサターンさんってお客様、よくデリバリーの注文してくる人なの?
[七海礼奈]サターンさん、サターンさん……あ、オレンジソーダの方ね! あんな珍しい注文は絶対忘れたりしないから、今日がはじめてのご注文のはずだよ。
[-]意外な回答だった。ってことはA-37がサターンさんに配達したことがあったからじゃなくて、もしかしたら二人は昔からの知り合いだったのか。
[-]でもA-37は聞けば何でも答えてくれるような性格じゃないし、いつか教える気になってくれる時が来るまで待つとしよう。
[-]忙しい一日ももうすぐ終わりだ。出前の配達も結構新鮮で面白いという新たな発見もあった。今後も今日みたいな近所への配達があったら、A-37のためにも行ってあげようかな。