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信じない

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直感が信じるなと語りかけてくる。それに、一飜市のキャッシュカードの暗証「番号」は6桁の数字の組み合わせしか設定出来ないのだから、ローマ字であるはずがない。
[player]うーん……信じると思ってます?
[玖辻]騙されなかったな、これで俺も安心だ。そのくらいの警戒心があれば、明日も一人で東城玄音とやり取り出来んだろうし、あの女に食われることもないだろうよ。
[player]私一人に東城玄音の相手が務まるか心配してるのなら、いざという時にそらで言えるような言い訳フレーズを用意してくれもいいんじゃないんですか?
[玖辻]アハハ、旦那ァ、アンタ本当に面白いな。茶会は何時間も続くんだ。どんなアクシデントが起こるかも分からねーのに、ンなの用意出来るかってんだ。
[player]それもそうですね。もしくは私がヘマをしないために、東城玄音に関する情報を教えてくれてもいいんですよ。
[玖辻]あのな、俺はむしろアンタに下手を打って欲しいんだよ。
[player]え?
[玖辻]最も素直な反応こそが、最も容易く相手の信頼を勝ち取れるからな。
[玖辻]賢い奴は、どんなに完璧に見えるパフォーマンスでも作為の跡を見抜くもんだ。コーエンみてえな国際的な映画スターでも、東城玄音の前では完璧な演技は出来ないってんだから、アンタは言わずもがなだ。